練習生として参加したタイキャンプで監督からの高評価を得て特別指定選手に登録されると、なんとJリーグ史上初となる「特別指定選手の開幕戦スタメン」に抜擢され堂々のJリーグデビューを果たした。恵まれた体格を武器に空中戦に圧倒的強さを見せ、対人能力に優れたCBは攻撃への起点となる前線へのフィードも魅力。規格外の大型DFはグランパスの新たな守備の要になれるか。
長身を生かした空中戦と対人の強さ、コーチングの的確さは誰もが認めるところ。今季は守備面での貢献度アップを念頭に、まずはスタメン争いに割って入りたい。また今季から選手会副会長に選出されるなど人格面でも厚い信頼を得ているだけに、飛躍が期待される逸材だ。
昨季は東京ヴェルディで自己最多のリーグ29試合に出場し、今後の飛躍がサポーター間で期待された中での移籍加入となった。初のJ1リーグでのプレーとなるが、これまでのセンターバックやサイドバックの経験を武器にレギュラー争いに名乗りを挙げる。
はやくも6年目を迎えるユース出身のユーティリティプレーヤーは着実にステップアップを重ねている。冷静な判断力と視野の広さは首脳陣の評価も高く、今季は開幕からボランチのレギュラーとして起用されている。もちろん、このままレギュラーの座を譲るつもりはない。
50mを5秒8で駆け抜ける俊足は健在も、昨年度までは大きなインパクトを残せずにいたサイドアタッカー。シーズンを通して年代別代表に選ばれ続けるなど資質の高さは折り紙つきだけに、誰もが爆発の時を待ちわびる大器である。かつてチームの顔の一人だった吉村圭司(現愛媛)の「14」を背負う今季は心機一転、新監督の下で覚醒なるか。
昨年度はプロ初先発の試合で初得点を挙げ大きなインパクトを残した。172cmながらことごとく空中戦を制す驚異的な跳躍力には、敵味方を問わず驚嘆させる。今季は左サイドバックのレギュラーとして開幕から起用されているが、中央でのダイナミックなプレーも捨てがたい魅力だけに、西野監督の決断やいかに。
昨季は大分の特別指定選手としてリーグ9試合で4得点。うち2得点をグランパス戦で決めたことでも強いインパクトを残した。スピードだけでなく当たり負けしない強靭な身体を持ち、大学3年時には関西大学リーグ得点王にも輝くなどゴールセンスも抜群。新人ながら即戦力間違いなしの、期待の点取り屋がやってきた。
グランパスユースから明治大学での4年間でたくましさを身につけ帰ってきた生え抜き選手。大学の先輩である小川佳純と同じサイドハーフが主戦場だが、高いテクニックと優れたセンスで中盤ならどこでもこなすユーティリティープレーヤー。即戦力の大卒選手らしく、1年目からの活躍が期待できる。
高校選手権では、2年時に5得点を挙げ得点王となり準優勝、3年時は背番号10のキャプテンとして2年連続で母校京都橘高を国立に導いた、高校サッカー界のスター。50メートル5秒8の瞬足もさることながらトップスピードの中での正確なボールタッチが際立つストライカーで、シュートセンス、ドリブルともに巧み。攻撃陣のライバルが多い編成の中、存在感を示せるか見ものだ。
昨季の高円宮杯U-18の覇者・流通経済大柏高から加入した、テクニシャン。体の線はまだ細いが、極上のドリブルスキルは世代最強との呼び声高い。ハイプレス戦術を採用していたチームのスタメンだけあって、守備の意識もスタミナも十分だ。ポジションはサイドハーフながら、昨年のU-18プレミアリーグイーストでは得点ランク2位の15ゴールを挙げるなど得点力も兼備する。
現役Jリーガー最長身という圧倒的高さは大きなストロングポイント。プロ仕様の身体もできつつある今季はスタメン争いに加わりたいところ。ゴール前にそびえ立つ、“名古屋の壁”となれるか。
ピッチを俯瞰しているかのように視野が広く、母校滋賀・野洲高仕込みのテクニックで支配下に置いたボールを的確に相手の急所に送り込む。現チームには少ない純粋なパサーであり、フィジカルコンタクトの裁き方さえ確立すれば、一気に主力に仲間入りすることも可能だ。多大なる可能性を秘めたゲームメイカーは、新監督の下飛躍を目指す。
U18時代、練習のし過ぎをコーチから止められたほどの練習の虫。ユース出身らしくテクニックが高く、常にゴールを意識するプレーでチームを引っ張るリーダーシップも併せ持つ。夢はグランパスの背番号10を背負ったキャプテンとなること。とにかくサッカーに対し、アツく真剣な男が昇格してきた。
クラブ史上初の高校生プロが名古屋に誕生した。2012年のAFC U-16選手権に一つ下の15歳にして出場すると、翌年のU-17ワールドカップにも16歳で選ばれた。正確なボールタッチとスピードを武器とするFWで、トップチームでは攻撃的なポジション全てで勝負を挑む。まだ17歳だけにフィジカル差は否めないが、その可能性は無限大だ。
若返ったチームの中では中堅となる6年目の今季は「ゴールやアシストという結果にこだわる」と燃え盛る闘争心を秘め、ソリッドな足元の技術で小気味良いリズムをチームに与える。守備の課題も徐々に改善してきたいま、試合を動かす絶対的な支配力をピッチで表現したい。
左サイドバックの定位置をユースの先輩・本多勇喜と争う21歳のサイドバック。昨季は公式戦の出場機会はなかったものの、年代別代表に選出されるなど成長の跡は見せた。チーム屈指と自負するスタミナと、40m級のサイドチェンジを軽々と蹴るキック力が魅力で、練習試合などではサイドハーフもこなす器用さも。3年目となる今季はチーム、日本代表の両面で真価が問われる。
名門・駒澤大で鍛えられた、絶対の自信を持つ身体能力がスカウトの目に留まった。188cm、78kgという恵まれた体格から繰り出すダイナミックなセービングはまさに驚異的の一言。経験豊富なGK陣が揃うグランパスで研鑽を積み、そのポテンシャルを開花させられるか。