2006Jリーグプレシーズンマッチ in Fujieda
 いよいよ新シーズンが始まる。我らが名古屋グランパスエイトは、磐田とのフレンドリーマッチを午後1時30分キックオフで戦う。プレシーズンを飾る最後の実戦、そして、今季を占う意味で重要な試合となりそうな予感が溢れている。
 しかし、残念ながら試合会場となる藤枝総合運動公園は、キックオフを30分後に控え、現在、生憎の雨模様。それも時折吹き付ける強い風のせいもあり、横殴りの雨がピッチの上で試合前のウォーミングアップをおこなう選手に容赦なく叩きつけている。
昨シーズン、納得できない結果で終わった名古屋を立て直すべく、オランダ人監督・フェルフォーセンを招聘、チームの立て直しを図る。1月のスタート時から、長い経験に裏付けられたトレーニングメニューでここまでを過ごしてきたが、選手達にも“今年こそは”という気合いが強かったせいもあったのか、途中からは怪我や足の張りなどによる別メニュー組が増え始め、台所事情はあまり良くない。それでも欧州時代から若手育成には定評の新監督。若い選手達の起用で彼らに自信を付けさせ、チーム層の底上げは出来てきている。
 雨と風という厳しいコンディションの中、選手達は黙々とボールを蹴りながら体を動かしている。昨夜、チームの合流したばかりという金選手もコンディションは問題なさそうだ。しかし、最大の期待はやはり玉田の出来だろう。怪我から明けて、まだ合流して間もない中で、杉本とのスピード合戦を繰り広げながら、今日の試合でどんなプレイを披露してくれるか注目だ。
 雨が溜まって滑りやすくなってしまったピッチを相手に戦わなければ行けないため、厳しい戦いとなることが予想されるが、ともかくこれ以上の怪我人だけは増やして欲しくない。そして、1週間後に控えた開幕に向けて、キャンプからここまでやってきたことをしっかりと出して、自分たちが納得できるプレイはどこかで見せて欲しい。
〜前半15分
相変わらず雨脚は変わらず、大粒の雨がピッチに水たまりを作り始めている中、両チームの選手が入場をしてくる。待ちわびた新シーズン開幕を待ちきれず、雨の中、詰めかけた両チームサポーターからの大きな拍手と声援がスタジアムを包み込む。
今日の名古屋は、GK川島、DFは右から大森・古賀・深津・有村の4バック、MFは右に中村、左が若い片山、中は吉村と帰国したばかりの金が務め、FWは期待の“スピードキング”玉田と“スピードスター”の杉本という、4−4−2の布陣で戦う。
右エンドの名古屋に対し、ホーム・磐田は左から右へと攻め上がる。前半はその磐田のキックオフで試合が始まる。br開始からピッチ上では水たまりの中でボールが止まってしまい、選手達はコントロールに苦しむ。
1分、左に抜けた杉本からのマイナスの折返しを中央で玉田が待つが、ボールはその前で止まってしまう。
 
 
2分、自陣から吉村の裏へのボールがDFとGKの間で止まり、すかさず杉本が詰めるが、僅かに間に合わず。今日はこの雨を考えた戦い方が重要になるだろう。
4分、自陣右深く磐田のFK。磐田・名波が左足で直接狙って蹴ってきたが、ボールはクロスバーの上へ。
5分、相手陣内右中程でのFKのチャンス。玉田が早いボールを蹴ってゆくが、これは壁に当たって跳ね返され、右のCKに。片山の左足からのCKのボールはニアでDFに跳ね返してしまう。
 
 
8分、自陣左すぐでの磐田のFK。服部のゴール前へのボールは深津が頭で跳ね返してゆく。
9分、磐田の右からのCK。名波のゴール前へのボールは、これも深津が跳ね返してゆく。
10分、相手陣内左、すぐのところでボールが止まるが、激しい水が跳ね上がるだけでボールが出てこない。玉田がすくうようにボールを上げて行くが、タッチを割ってしまう。
 
 
 
11分、中村からのエリア内へのボールを杉本が飛び出して右足からのシュートをクロスバーに叩きつけて決め、鮮やかな先制点が決まる。
14分、吉村の頭で縦に出したボールを右で受けた玉田がゴール前へと左足で入れてゆくが、このボールは雨で逆に滑ってゴールラインを割ってしまう。
【得点】
11分 杉本(名古屋)
〜前半30分
17分、自陣からの縦パスを受けた吉村が右にはたいたボールは、今度は止まらず早い芝にタッチの外へ。
19分、左から磐田・村井がゴール前の嫌なところへ入れてくるが、ここは川島が判断良く飛び出して、パンチングで外へと弾き出してゆく。
 
 
21分、自陣右ハーフウェイラインのところでのFKのボールを鈴木がゴール前まで入れてくると、磐田・カレンが受けようと入ってくるがファウルに。
22分、磐田の右からのCK。ゴール正面への名波のボールは川島が右に弾き出してゆく。
24分、左サイドを攻め込んでくると、磐田・村井が入れたボールにカレンが川島と競り合うが、これは手を伸ばした分川島の勝ち。
26分、自陣左中での磐田のFK。村井がゴール前を狙って蹴ってきたボールは川島が正面でキャッチ。
 
 
28分、水たまりからのボールを中央で拾った磐田・西が持ち込んでくると、裏へと出したボールにカレンが飛び出してくるが、これはオフサイドに。
29分、相手陣内左での浮き球を杉本がトラップしてダイレクトでゴール前へと入れてゆくが、これは相手DFがカット。
30分、自陣から金の縦パスが水たまりの間を弾んで相手DFの間に通ると、これを玉田が拾ってドリブルを仕掛けようとしたが、水たまりに捕まり、ボールを置いてきてしまう。
 
〜前半終了
33分、ゴール正面での西と金との1対1は体で勝る、金がファウルを誘ってマイボールにする。
34分、相手陣内左で玉田の縦に出したボールに杉本が走るが、これは追いつけず。
36分、右で縦に出たボールを受けた玉田が、そのまま右に開きながらGKとDFの間へと狙ったボールに中央で杉本が抜け出すが、僅かにタイミングが早く、オフサイドに。
38分、自陣右すぐのところでの磐田のFK。西の蹴ったボールはゴール正面エリアの外で止まってしまうが、これを拾った選手がシュートを打ってくるが、ボールはクロスバーを大きく越えて行く。
40分、左サイドで水たまりを上手くよけてボールを持った玉田が水の少ない左サイドのスペースへと蹴り出して杉本を走らせるが、今度はボールが早い芝にゴールラインの外へといってしまう。
 
 
42分、相手陣内左深い位置でボールをもった玉田が縦に出して行くが、これも飛び出した杉本がオフサイドに。
44分、右深くでの杉本の落としたボールを中村が中へと狙って蹴って行くが、寄せてきたDFに跳ね返されてしまう。
ロスタイム1、一向に降り止まない雨が作る水たまりのエリアがドンドン増え始め、ボールの扱いがますます難しくなってくる。そして、殆ど試合にならない展開の中、前半が終了となる。後半もこのままの雨では、さらに厳しい試合となりそうだ。