2004 Jリーグ ディビジョン1 リーグ戦 1st Stage 第2節
豊田スタジアム・15:04キックオフ
◆主審:上川 徹 ◆副審:上荒 敬司・柿花 和夫
◆入場者数:32,406人 ◆天候:屋内、無風、気温9.4度、湿度67% ◆ピッチ:全面良芝、乾燥

名古屋グランパスエイト

前 半


ジュビロ磐田

後 半

前半 10分 マルケス 得点者 前半 22分 中山 雅史
前半 32分 グラウ
後半 27分 グラウ
59分 岩本 輝雄岡山 哲也
78分 滝澤 邦彦中谷 勇介
78分 大森 征之大野 敏隆
交 代 70分 中山 雅史前田 遼一
88分 藤田 俊哉河村 崇大
89分 西 紀寛成岡 翔
21分 滝澤 邦彦
26分 角田 誠
38分 岩本 輝雄
71分 大森 征之
74分 ウェズレイ
76分 岡山 哲也
警 告 75分 グラウ
 

90 45   45 90
5
2
0
10
2
2
0

3
3
1
9
2
2
0

8
5
1
19
4
4
0
シュート
GK
CK
直接FK
間接FK
(オフサイド)
PK
10
3
5
29
6
6
2
5
0
1
13
3
3
1
5
3
4
16
3
3
1

名古屋グランパスエイト ジュビロ磐田
監督 ネルシーニョ 監督 桑原 隆
GK 楢崎 正剛(1) GK 佐藤 洋平(1)
DF 角田 誠(20)
秋田 豊(2)
古賀 正紘(5)
DF 鈴木 秀人(2)
田中 誠(5)
山西 尊裕(14)
MF 海本 幸治郎(17)
中村 直志(7)
大森 征之(4)
滝澤 邦彦(13)
岩本 輝雄(8)
MF 西 紀寛(11)
福西 崇史(23)
服部 年宏(6)
藤田 俊哉(10)
名波 浩(7)
FW マルケス(9)
ウェズレイ(10)
FW 中山 雅史(9)
グラウ(8)
SUB GK:川島 永嗣(22)
DF:中谷 勇介(6)
MF:大野 敏隆(11)
MF:岡山 哲也(21)
FW:森山 泰行(35)
SUB GK:山本 浩正(12)
MF:菊池 直哉(27)
MF:河村 崇大(4)
MF:成岡 翔(19)
FW:前田 遼一(18)
ハーフタイムコメント
名古屋:ネルシーニョ監督 磐田:桑原監督
●後半は中村を一つ前のポジションでプレーさせる。 ●ラインを下げないでコンパクトにして攻撃しよう。
●トップにもっとくさびを当てて、こぼれ球を拾って行こう。
試合終了後コメント
ネルシーニョ監督:
 キックオフ、15から20分まではチームは良いプレーをしていた。まとまりがあり、守備でのバランスも良かった。さらにこの時間帯にマルケスのゴールもうまれ、我々のペースで試合を運べていた。しかし、PKで失点してしまいチームは動揺してしまった。それも、警戒していた相手のスローインから中に切り込まれ、PKを与えてしまった。
 チームはその後立ち直り、そこからは互角の戦いをしていたが、これもまた、トレーニングで相手のカウンターを早い段階で止めることを心がけてきたにもかかわらず誰も止めようとせず、逆転ゴールを決められてしまった。悪い流れで失点したことが後半にひびいた。
 後半は、中盤の大森・中村・岩本の守備でのポジションを修正を試みたが、パスミスが多く、相手に流れを奪われてしまい、またしてもPKで得点を与えてしまった。ジュビロはやはり経験豊かな選手も多く、最後まで我々のリズムを掴むことが出来なかったのが敗因である。
Q.守備面での課題について出ましたが、攻撃面については?
A.守備面より、攻撃面での方が問題があった。守備についてはそれほど問題があったわけではない。問題があったのなら、もっと失点していたはずである。攻撃に関してはチーム全体が良くなかった。特に、同点ゴールを与えてからが良くなかった。
Q.前半立ち上がりのサッカーが失点後行えなかった理由について、具体的には?
A.同点にされた場面は先にも言いましたが、トレーニングしてきたし、ビデオでも研修してきた。しかし、警戒してきた形で得点を奪われてしまったことにより、選手が動揺してしまった。ミスをしてしまった事を自覚してしまい、10分ほどチームが動揺していた。
選手達も、相手は強豪であり、こういったチームを相手に失点につながるミスをしてしまったことに動揺したのではないか。このミスが起きるまでは、チームは互角かそれ以上のプレーをしていた。
上田テクニカルディレクター:
試合をコントロールしていたし、試合には勝って、勝負に負けたと言うのが今日の結果であり、ジュビロが良いチームであると言うことを見せられた。コントロールされた中でも勝利に結びつけていく、見習うべき点はたくさんある。ただ、選手達が昨年、或いは今までとは全く違う姿、例えば、良い悪いは別として戦いとしてのもみ合い、激しい姿が見られたりした。
まだ後13試合あるわけであり、選手達が昨年すこし吹っ切れたとは思うが、これまでと同じ轍を踏まないようにするのが我々の役目である。珍しくネルシーニョ監督が激しい口調で選手達に話す場面があり、それに対して選手達が呼応したということに大きな手応えを感じた。ただし、負けたことは事実であり、これは反省していかなければならない。
Q.精神的に、新加入の選手達の影響は?
A.滝澤がPKを与えてしまったあとの場面で、昨年までならみんなが呆然としたり、レフリーにクレームをつけるだけだったが、例えばあきたが(滝澤の)方を抱きかかえたり、他の選手達が励ましたりするシーンがあったように、戦いという物は90分間であり、何があったとしても、最後の笛がなるまで諦めないと言う、晃かな変化がある。岩本についても、これまであの様な戦い方、ディフェンスをするというシーンは見たことがなかったと思う。彼もまだままだ31・2の若いプレーヤーであり、もっともっと発展出来る。新加入選手の息吹、それに呼応する岡山のプレーをみて感じる物があったのではないだろうか。チーム全体としては、当然負けたということにより暗いが、チームとして発展・成熟していると思うし、この積み重ねが必要。
Q.選手達がジュビロと質の差を感じたというが?
A.「質の差」とは選手達が謙遜して言ったことであり、勝った相手を讃えると言うことはフェアな姿である。しかし、その質のとは、綺麗にボールを扱って技術を発揮し、ゴールまで運ぶことだけでは無い。それをトータルで行っていく事がリーグ戦であり、それを行えるチームが結果を出せる。例えば、秋田のプレーは、中山に何もさせなかったし、前田は最初から逃げてしまっていた。これが11人、12人、13人と言うことになれば、次の段階に進めるのではないか。
今日は(試合には負けたが)良い姿がでていた。岡山であったり、直志(中村)であったり、では古賀は?と言えば古賀も決して負けていなかったし、これまでいた選手全てに底上げが行われてきている。