新加入・本田 圭佑選手 入団会見の模様

 1月9日(日)、名古屋市内のホテルにて、2005年 名古屋グランパスエイト新加入・本田 圭佑選手の入団記者会見が行われました。
 本田選手はU-20日本代表としてカタール遠征のため、16日に予定されている新入団選手・記者会見に先立って行われた物であり、昨日までの熱戦での疲れを見せることなく、終始笑顔での会見となりました。
 なお、 本田選手のプロフィールと会見の模様は以下の通りです。

本田 圭佑選手プロフィール
氏 名 本田 圭佑(ほんだ けいすけ) HONDA Keisuke
出生地 大阪府
生年月日 1986年6月13日(18歳)
ポジション MF
身 長 体重180cm/74kg
経 歴 摂津フットボールクラブ(大阪)
ガンバ大阪ジュニアユース
星稜高校(石川)
プレーの特徴 技術・戦術に優れ、ゲームをコントロールできる左ききの司令塔
代表歴 2004年U−18・U−19日本代表
2005年U−20日本代表
備考 2005年全国高校サッカー選手権大会ベスト4  ※2得点
- 記者会見の模様(全文) -
 2005年は僕にとって新しいスタートになりますが、1年目だからといって遠慮したくもありませんし、どん欲にレギュラーを狙って行きたいと思います。

Q.昨日の高校サッカー準決勝から一夜明け本日の入団記者会見となりましたが、今の率直な感想は?
A.高校生活が終わったと言う意味ではホッとしています。ただ、休んでいる暇もなく今日からカタールへ行かなければならないので、気持ちを切り替えてやっていきます。
Q.昨日までの活躍、悔しい思いと、グランパスに入っての今日からで気持ちは違いますか?
A.昨日から時間もたったので気持ちの整理はつきましたし、前を向いていきたいです。
Q.グランパスエイトを選んだ理由は?
A.すばらしい環境、すばらしい先輩ばかりですし、1年間強化指定という形で参加させてもらって、本当に自分の好きなクラブだなという思い、これからここでやっていくという強い思いで決めました。
Q.強化指定選手で練習に参加し、7月には公式戦にも出場しましたが、その経験は?
A.星稜高校に在籍しながら練習に参加させてもらって、レベルの高い中でやったことを持ち帰ると言うことで星稜高校も強くなりましたし、僕自身にとってもためになったと思います。
Q.昨日までの戦いにも、その経験がいきていたのでしょうか?
A.勝ちにこだわったと言うことで、満足できない部分もありましたが、ベスト4という最低限の目標は達成できホッとしています。
Q.7月にグランパスで公式戦に出場した時の思いは?
A.高校では出ないようなパスも、グランパスでは出してくれる選手達がいるので、ゴールを決めるチャンスもあったのですが、本当に楽しいサッカーというか、自分の特徴を思い切り出せるなと感じました。
Q.試合後にゲームに出られたことを喜ぶより、シュートを決められなかったことを悔やんでいる姿が、サポーターにとっても頼もしい印象でしたが?
A.決めたかったのですが、ああいうチャンスで決められないのが甘さであり、反省しなければならない試合だったと思います。
Q.ご自身としては、どのようなプロサッカー選手になりたいと?
A.今まで同様、向上心をもって、今の自分に満足はせず常に前向きに高い意識をもって毎日の練習に取り組んでいきたいです。
Q.目標とする選手は?
A.目標という形ではないかもしれませんが、フランスのジダン選手が好きです。見ていて楽しいですし、自分もサッカーをやっていくうえで、回りにそう言う印象を与えられる選手になりたいです。
Q.本田選手のポジションとも重なっていますが?
A.攻撃的という意味では重なるかもしれませんね。
Q.グランパスではどう言ったポジションを考えていますか?
A.1つのポジションにこだわるつもりはありません。どこでもできると言うことにこしたことはありませんし、与えられたポジションで常に向上心をもってやっていきたいです。
Q.このあと合流するU-20・カタール遠征でも、自身を磨けそうですね?
A.大熊監督が僕をどのポジションで使うのかまだ分かりませんが、与えられたポジションをしっかりやりたいと思います。
Q.遠征からもどるとグランパスのキャンプ、そしてJリーグの開幕へ向かいますが、当面の目標は?
A.今回のカタールでレベルアップを図り、キャンプではしっかりとアピールして、より早くスタメンに入られるように目指したいと思います。
Q.先ほど「1年目でも遠慮はしない」とハッキリ言いましたが、そのあたりをプレーで見せていきたいと言うことでしょうか?
A.それが自分の長所だと思っているので、遠慮してはいけないと思っています。
Q.プロとしてやっていくうえで、自分自身もっとも大事にしていきたいテーマは?
A.星稜高校の河崎先生の好きな言葉で「素直こそ力なれ」という言葉があるのですが、自分がこれまでやってきたことは大切にしていきたいですが、人から言われたことでも、正しいと自分で思えば素直に取り入れていきたいですし、それはいつまでも変わらないでいたいと思います。
Q.名古屋への入団を決心した時期と、決めてとなった出来事などがあれば?
A.決めての1言というのはあまり覚えていませんが、僕を気に入ってくれていると言うことは感じましたし、快く決断しました。時期は、10月頃だったかと思います。
Q.迷いはなかったのでしょうか?
A.多少迷いはありましたが、入団を決めてからは迷いはなくなりました。
Q.これまで練習に参加してきて、グランパスの印象は?
A.1人1人、選手同士の仲がよいことが印象的でしたし、初めて練習に参加した時からみなさんが優しく接してくれたので、本当に居心地が良いと感じました。

 会見に続いて、クラブ・フラッグを背にしての記念撮影が行われました。ピッチのうえでは自身溢れる本田選手も、多くの報道陣と慣れないポーズをとっての記念撮影に照れ笑いを隠せなかったようですが、これからプロ選手としてやっていく事への期待と自信が溢れる会見となりました。