新加入・クライトン選手 入団記者会見の模様
 7月8日(木)、新加入「クライトン選手」の来日及び入団記者会見が行われましたので、その模様をお伝えいたします。
会見に先立って、上田TDよりクライトン選手についての諸説明が行われました。
上田TD:
新加入のクライトン選手は今のグランパスにとって必要な闘志あふれ、中盤を制することができるプレーヤーである。1stステージを戦ってきてFW、DFでの整備はある程度見えたが、ネルシーニョ監督が意図するボールを前に運び、ディフェンスから攻撃への早い切り替え、できない時にはボールを失わないプレー、そして戦う意志を全面に出すことができるプレーヤーということで、クライトンを獲得しました。代表歴等はありませんが、セルベッテ(スイス・1部)に所属するなどヨーロッパでの実績も少しあり、UEFAカップへの出場歴もある。戦術眼、スピードもあり日本、名古屋にあうというタイプであると期待している。
Q:ネルシーニョ監督は今回の補強に対してどう考えているのでしょうか?
A:普段からネルシーニョ監督とは話していますが、その中で(補強について)何人か候補が挙がり話し合った。しかし、パナディッチ選手の怪我の具合の問題もあり、最後まで判断しかねる状況であり、今回の補強は急遽だった。
ネルシーニョ監督は、インテルナシオナル(ブラジル)の監督だった際、まだユース年代のクライトンを初めてトップに引き上げた監督であり、若く荒削りで、良いところと悪いところがはっきりしている頃にネルシーニョとクライトンの出会いがあった。他にも何人かいた候補の中からクライトンに絞ったわけだが、ネルシーニョは彼をよく知っている。
氏名 クライトン(CLAITONALBERTOFONTOURADOSSANTOS)
出身地 ポルト・アレグレ/PortAlegre(ブラジル)
生年月日 1978年1月25日(26歳)
ポジション MF
背番号 30
身長/体重 179cm/80kg
家族構成 妻・子供1人
選手の特徴 運動量が多く、中盤で積極的にボールにからみ、ボランチや攻撃的MF・右DFもこなし、ゲームメイクの能力に優れる。常にゴールを奪うためのパスや攻撃的なプレーで、闘う姿勢を前面に出し、常に戦い続けるプレーヤー。
経歴 Internacional/Brazil → Vitoria → Bahia → Internacional → Santos
出場記録
  クラブ 出場記録 得点
1998年 Internacional 19 1
1999年 Internacional 18 1
2000年 Vitoria 20 2
2001年 Bahia 0 0
2002年 Internacional 22 2
2003年 Internacional 40 0
2004年 Santos 29 1
−−−−−−−− 148 7
クライトン選手:
このチームに来たことをとても光栄に思っている。このチームはとてつもないポテンシャルを秘めたチームだと聞いている。私はサントスという、今でもブラジル選手権で優勝できるような力を持ったトップクラスのチームから来ました。そういったチームからグランパスへ来たと言うことで、私の目標は優勝しかありません。また、優勝できるだけの力を持ったチームだと聞いている。
Q:Jリーグに来ることになって経緯は?
A:このクラブの代理人からコンタクトがあり、名古屋というチームがあなたを欲しがっていると伝えられた。そこで私はまわりに名古屋とはどう言うチームなのかを聞き、この話を受けることにした。
Q:優勝しかないという言葉がありましたが、どう言ったプレーで貢献を?
A:今まで私がプレーしてきたすべてのクラブと同じ事をやるつもりです。全員を私のプレーでサポートし、もちろん私1人のプレーで優勝できる物ではありません。全員の力が必要です。その力になりたい。そしてこのチームにはネルシーニョというすばらしい監督がいます。ポテンシャルを秘めた選手もいます。それらの力をミックスさせれば優勝することができると思っています。
Q:クライトン選手自身、自分はどう言ったプレーヤーだと?
A:私はパワー系の選手です、フィジカルコンディションには自信があります。フィジカルが強いことでどんどん前に出てプレーできること、そして運動量が多いことが私の特徴です。
Q:名古屋はまだ優勝したことがありませんが、クライトン選手は、優勝するためには何が必要だと?
A:大切なのはチームの輪です。全員が友達で無くてはならない。私はいろんなチームで優勝を経験しましたが、どのチームでも、優勝という目標に対して団結していた。みんなが高い意欲でタイトルに向けて戦っていた。
Q:髪型がよく変わるようですが?
A:私は明るく、ふざける事が好きな性格です。皆さんもそのうち気がつくかとは思いますが。ブラジルでは毎週のように髪型を変えていました。髪がたくさんあるうちに、いろんなヘアスタイルに挑戦しようと思っている。(笑)
Q:ブラジル時代のニックネームは?
A:いつも「クライトン」です。
Q:サポーターに対してメッセージを?
A:皆さんに言いたいのは、私1人で勝つことはできません。皆で力を合わせ、勝利していきたいと思います。そのため我々は最後まで戦います。その私たちの戦う意志はグランドで見せられると思います。私はこの名古屋のユニフォームを着て、戦い続けたいと思います。

 会見終了後、さっそくチームに合流しました。来日直後ということで時差もあり、初日は選手への挨拶、ストレッチと軽いジョギングのみとなりましたが、トヨタスポーツセンターの芝や施設を確認していたようです。クライトン選手の今後の活躍にご期待ください。